2025/06/13
【2025年版】耐震等級3とは?本当に地震に強い家の条件と注意したいポイント

こんにちは!三重県伊勢志摩・中南勢・北勢エリア(四日市市・鈴鹿市・亀山市)で、
倒壊半壊ゼロの実績があるパナソニック耐震住宅工法 「テクノストラクチャー 」に
デザインを取り入れたお家づくりをしている
ディーワンホーム 営業部 アドバイザーの松嶋でございます!
はじめに
「これから家を建てるなら、やっぱり地震に強い家がいい」
そう考える方が年々増えています。特に南海トラフ地震などが現実味を帯びている今、「どれだけの地震に耐えられるのか」は家づくりにおいてとても重要なポイントです。
その中でもよく目にするようになったのが「耐震等級3」という言葉。 今回はこの“耐震等級3”について、基礎からわかりやすく解説します。
耐震等級ってなに?
耐震等級とは、住宅がどれだけ地震に強いかを示す指標です。1〜3の3段階で評価され、数字が大きいほど耐震性能が高くなります。
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等級1:建築基準法レベル。震度6強〜7程度の地震でも倒壊・崩壊しない最低限の強さ
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等級2:等級1の1.25倍の強さ。学校や病院など防災拠点に求められる水準
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等級3:等級1の1.5倍の強さ。消防署や警察署と同等。現在の住宅で最高等級
特に等級3は、大地震後も住み続けられる耐震性を備えていると言われており、安心して長く暮らしたい方にはぴったりの基準です。
耐震等級3のメリット
耐震等級3の家には、安心・安全だけでなく、こんなメリットもあります:
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大地震にも倒壊のリスクが少ない
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地震保険が割引される場合がある
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災害後も住み続けられる設計がされている
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一部金融機関でローン審査が有利になることも
命と財産を守ることに加えて、経済的なメリットもあるのがポイントです。
「耐震等級3相当」に注意!
最近では、住宅会社のカタログやホームページで 「耐震等級3相当の設計です」といった表現をよく見かけます。
一見すると「等級3と同じくらい強い家なんだ」と思ってしまいそうですが、 この「相当」という言葉には少し注意が必要です。
実は、“相当”と書かれている場合、その多くが正式な認定を取っていないケースです。
つまり、「等級3レベルの強さになるように設計しています」
という意味に過ぎないことが多く、第三者の評価や証明はされていないのです。
なぜ「相当」では不十分?
1. 強さの根拠が曖昧
「等級3相当です」と言われても、実際にどのように計算したのかが不明確な場合があります。 設計の仕方によっては、本来等級3に達していない可能性も。
2. 間取りによっては強さが変わる
吹き抜けがある、1階がガレージになっているなど、家の形によって耐震性は大きく変わります。 どんな家でも等級3になるわけではなく、一棟ごとにしっかりと構造計算が必要です。
3. 保険やローン優遇が受けられないことも
正式な認定がないと、耐震等級3が条件になっている地震保険割引や、金融機関の優遇を受けられないケースも。
まとめ:本当に安心できる家づくりのために
家の構造は、完成してしまうと目に見えないからこそ、きちんと証明された安心感がとても大切です。
「等級3と書いてあるから安心」ではなく、 「どうやってその強さが証明されているのか」に注目してみてください。
これからの家づくりは、“見た目”だけでなく“中身の安心”も大切にしたいですね。
住まいの構造や耐震性について気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください☺️
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