2026/05/13
中東情勢の悪化にともなう住宅資材への影響と、弊社の対応について
現在、中東情勢の緊迫化を背景に、石油化学系の住宅資材を中心に供給不安と価格上昇が進んでいます。弊社では、状況を正確にお伝えし、お客様お一人おひとりに最善の対応をとることを最優先に考えています。
いま、住宅業界で何が起きているのか
日本は原油の9割超を中東に依存しています。今回の情勢悪化により、原油・ナフサを原料とする住宅資材に価格上昇と供給不安が広がっています。現在、弊社が確認している主な影響資材は以下のとおりです。
・防水材(ルーフィング等)・透湿防水シート:一部メーカーで受注停止・価格改定を発表
・ボード系断熱材・接着剤・シーリング材・溶剤系塗料:供給の偏りと目詰まりが発生中
・ユニットバス・一部住宅設備 :影響が及び始めており、今後の動向に注意が必要な状況
住宅は、すべての資材と設備が揃ってはじめて完成します。たとえばルーフィングが入らなければ雨から構造を守れず、給湯器が入らなければお引き渡しができません。「一箇所の欠品が全体工程に連鎖する」という性質を理解したうえで、弊社では早期の資材確保と情報共有を進めています。
お客様の状況別ご案内
A|着工済みのお客様へ
主要資材の発注・納期確認はすでに進んでおり、現時点では引き渡し時期・ご契約金額への大きな影響は原則として低い見通しです。万一、想定外の供給停止が生じた場合は、速やかにご連絡いたします。
B|請負契約済み・着工準備中のお客様へ
5〜6月着工予定のお客様については、主要資材の確保を優先して進めています。ユニットバス・キッチン等に未決定の仕様がある場合は、早急な確定にご協力をお願いします。突然の欠品・受注停止が生じた場合は、不可抗力として工期延長をお願いする可能性があります。その際は、判明次第すぐにご説明いたします。
C|設計・土地探し・資金計画中のお客様へ
現在判明している価格上昇を反映した見積もりをご提示します。ただし、今後さらに供給不安が進んだ場合、見積金額や仕様の変更をご相談させていただく可能性があります。この時期の家づくりは、一定の変動リスクを共有しながら進めることをご理解ください。
D|これから家づくりを検討されている方へ
「今は待った方がいいのか」と迷われている方も多いと思います。ただ、正直にお伝えすると、資材価格も金利も、待てば下がるという状況ではありません。動き出すタイミングが遅くなるほど、同じ家がより高くなるリスクがあるのが現実です。だからこそ大切なのは、「急ぐかどうか」ではなく、「何を大切にして家を建てるか」を早めに整理することです。予算・性能・デザイン・設備・暮らし方のうち、何を優先するかが明確になれば、この状況の中でも最善の判断ができます。
また、お見積もりの有効期限・価格変更のルール・工期延長時の考え方は、早い段階からご確認いただくことをおすすめします。
このような時期に、ご決断いただいたお客様へ
不透明な状況が続くなか、それでも「大一建設で家を建てたい」とお申し込みいただいているお客様がいらっしゃいます。そのご決断を、私たちはとても嬉しく、そして重く受け止めています。
迷いながらも前に進もうとされているお客様に、私たちができることは、不安を煽ることでも、楽観的な言葉でごまかすことでもありません。起きていることを正直にお伝えし、一緒に最善の道を考えることだと思っています。
こうした時期だからこそ、「いつ動くべきか」「何を優先すべきか」の判断は、業界の状況をリアルタイムで把握しているプロと一緒に考えることが、お客様にとって一番の近道です。ご家族の大切な決断だからこそ、ぜひ私たちも一緒に考えさせてください。
弊社の対応方針
1. 個別確認と優先対応:お打ち合わせ中・ご契約済みの全お客様の状況を個別に確認し、影響が見込まれる方には担当者より順次ご連絡しています。
2. 事前ご相談の徹底:工期・価格に変更が生じる可能性がある場合は、必ず事前にご相談の場を設けます。一方的にお伝えすることはいたしません。
3. 最新情報の継続共有:各メーカーの状況は日々変化しています。弊社では引き続き情報を収集し、このページも随時更新します。
このような不透明な状況だからこそ、正確な情報を正直にお伝えし、お客様ごとに最善の進め方をご提案することが私たちの役割だと考えています。ご不明な点・ご不安なことがございましたら、担当者までお気軽にお問い合わせください。
株式会社大一建設 代表取締役 松嶋直紀












